Interview03 工場スタッフ


工場スタッフ

 M・T / 2017年入社 

大学時代には19世紀後半に起きた足尾銅山鉱毒事件で汚染した川の環境回復傾向を分析する研究に携わり、汚染・ゴミを減らす事業に興味を持ってハチオウに入社する。

仕事は廃液処理施設内にこもるが、休日になると完全にアウトドア派。趣味のロードバイクでは、宇都宮から福島まで片道140kmペダルを漕いだことも。近々社内の同僚としまなみ海道に行く計画もあるとか。


①あなたの仕事について教えてください。 

自社の廃棄物処理工場にて、廃液中の有害物質を無害化する化学(湿式)処理業務を行っています。

お客様から引き取ってきた廃液類は、検品した上で処理タンクへ。廃液の化学特性に合わせて処理剤を投入し、中和・無害化したのちろ過して水と汚泥に分離させます。なお、無害化した水は後工程の分析チームに引き継ぎます。

また処理チームのマネージャーとして、作業全体の管理と「この廃液は処理できるか?」といった営業からの問合せ窓口も任されています。処理業務で大切なのは、第一に安全の確保です。なぜなら化学系廃棄物の処理は、爆発・有害ガス発生等の事故リスクをはらんでいるからです。

事前に情報を調べる、少量でテストして確かめる、安全を確認した上で残りを処理する。この工程の繰り返しです。


②晴れやかな気持ちになった仕事のエピソードはありますか。

廃液の発生場所(客先)が同じであっても、廃液の中身が常に同じとは限りません。

例えば学校の研究室であれば実験内容、メーカーの工場であれば製造工程が変われば、その都度作業工程を変えて適切な処理を行う必要があるのです。ときには過去の蓄積データにもない廃液を受け入れることもあります。

処理難易度が高い案件こそ、処理技術の専門家としての腕の見せ所。回収した廃液の安全性を入念に確認した後、自分が思い描いた通りに処理が進み、有害物質を完全除去できたときには大きな達成感を覚えます。

「一人前になった」と思えるようになったのは4年目くらい。それまで経験豊富な先輩から多くの知識・ノウハウを学びました。


③ハチオウを選んだ理由は何ですか? 

大学時代には汚染した川の環境回復傾向の分析する研究に携わり、環境を保護するにはまず汚染を起こさないことが重要だと学びました。

就職活動の際にも、環境に深く関与できる事業に軸を絞り、環境保護・保全に貢献できる仕事がしたいと思って会社探しをしました。その点、ハチオウは環境汚染の大きな要因となる化学物質の適正処理を行うことで、サステナブルな地球環境に貢献することができます。まさに使命感をもってチャレンジできる仕事だと思いました。

また廃液処理の仕事といっても、マニュアルに沿って黙々とやるライン作業ではありません。個々の技量・ノウハウを発揮し、チームに貢献できる点も面白そうだと思いました。


④ハチオウの「80[ハレ]の心」を感じた瞬間はありますか? 

人としてのあり方という意味では、挨拶の習慣が根づいているように思います。

工場にはしばしばお客様が見学に来られるのですが、業務の手を止められるメンバーは率先して「こんにちは」と挨拶しています。きっとお客様の多くは「ハチオウは他の業者とは人間力が違う」と感じているはずです。

またチーム内の連携においては、謙虚な心を大切にする姿勢も感じられます。廃液の処理業務は、無知のまま進めるのが一番危険です。内容成分が把握できないときには、素直に周りの知識を持ったメンバーに聞く。そんな行動が根づいていますね。

この他、お客先の現場での業務など、営業チームからの応援要請に積極的に応えているところには、奉仕の精神のようなものも感じます。


⑤就活生へのメッセージをお願いします。 

エントリーシートに書かれた自己PRや研究テーマに囚われてしまうと、面接の場で自分の人間性が相手に伝わらない可能性もあると思います。だから面接では変に取り繕うことなく、素直に自分らしさを前面に出した方が良い結果につながるのではないでしょうか?

私はハチオウの面接で社長と会った際、等身大で会話のキャッチボールができたことを覚えています。直感で「この会社とはフィーリングが合うな」と思ったのは、今になって間違いではなかったと確信しています。

自分がやりたいことができるのはもちろん大切。それと同じくらい、その会社と自分がマッチするかも大切。ぜひ自分らしさを発揮して頑張れる会社と出会ってください。